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浴場は共同浴場らしく内風呂のみ。タイル張りの空間がレトロ情緒を演出。野沢で最もレトロで味わい深い浴場といえる。(2016年現在)
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内風呂は湯船と床ともに素朴なタイル張り。その光景は昭和の香りを色濃く残している。湯船のサイズは1坪ほど。分析書では湧出時は無色澄明と記載がある湯は微かに翠色を帯びた澄明。目を凝らすと黒い湯の華が舞っている。
源泉温度は高いが、湯口にある蛇口で強制的(水栓が外されている)に加水されているため、この時は適温だった。脱衣棚もレトロ情緒満点。この光景がいつまでも残って欲しいものである。
脱衣所に貼られていた温泉分析書は平成9年。約20年前のものであるが、含有成分の分量が小数点三桁まであり、他の外湯に比べかなり詳細に表示されている。いいことだけど、細かいことがちょっと気になる…ボクの悪い癖(杉下右京か!)