山梨の温泉は甲府盆地を中心に、笛吹川流域、南アルプス周辺、河口湖周辺などに点在。冷鉱泉(温度の低い温泉)も多く湧き出す。戦国武将武田信玄の隠し湯といわれる温泉もあり、信玄の伝承も多く残る。
さらに、忘れてはならないのが富士山の存在。神聖で雄大な富士を望みながらの湯浴みは格別の趣き。忘れ得ぬ光景を焼き付けたい。
山梨の名物(食材・料理)
甲州牛、甲州ワインビーフ、ぶどう、もも、ワイン、馬肉、猪肉、ほうとう、吉田うどん、信玄餅など。
温泉リスト
甲府 周辺
平安時代に弘法大師、または鷲が傷を癒す姿から発見されたという。「志摩の湯」と呼ばれ、信玄の隠し湯として将兵の傷の治療にも利用された。
甲府駅にほど近い繁華街にある。周囲には官庁や百貨店などが建ち並び、一般的な温泉街のイメージとは異なる都市型温泉。
開湯は昭和47年。「神の湯」の名称は、神社の神主が御告げにより温泉を掘り当てたことに由来する。
石和・勝沼 周辺
昭和36年にブドウ畑から温泉が湧出。首都圏の奥座敷・歓楽温泉として発展した。近年は個人客や外国人観光客向けの観光資源に力を入れている。
武田信玄の菩提寺である恵林寺に近い笛吹川沿いにある。「リゾート笛吹」という名称で、温泉宿「坐忘」と「そば処」がある。
甲府盆地と富士山を望む絶景の露天風呂が評判の日帰り温泉。名物「温玉あげ」がおすすめ。近年は「ゆるキャン△」の聖地としても有名。
鎌倉時代の御家人畠山重忠によって発見されたとされる。武田信玄の命を受けた山県昌景が開発を行い、信玄の隠し湯のひとつとして利用された。
河口湖・西湖・山中湖 周辺
河口湖温泉は富士五胡のひとつ河口湖畔にあり、露天風呂や展望風呂での眺望が最大の魅力。周囲には富士急ハイランドやゴルフ場などレジャー施設が点在する。
身延・本栖湖・四尾連湖 周辺
平安時代初期に温泉が湧出したとされる。戦国時代は信玄の隠し湯として穴山氏によって整備され、後年徳川家康も湯治をしたといわれる。
八ヶ岳・清里 周辺
戦国時代に武田信玄の命により、金の採掘中に発見された。ラジウム含有量が多く、効能が高い湯治場として栄えた。