松葉の湯は野沢温泉に13湯ある共同浴場のひとつ。風情漂う湯屋造りの佇まいが何ともいえない情緒を醸し出す。人通りが多いロケーションのため、多くの利用者が訪れる人気の外湯である。
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野沢温泉2日目の朝、寝起き一湯目の目覚まし湯として選んだのは松葉の湯。理由は十年前の苦い記憶。あまりのゲキ熱ぶりに、四苦八苦したことを明確に覚えているからである。
この日の宿「三十苅荘」から歩いて数分だからアクセスも容易(中尾の湯以外はさほど苦労しない)。時刻は6時、湯めぐりタオルを引っさげて、早朝の野沢温泉をフラフラと徘徊を開始する。
いつもはズボラなくせに、温泉のことになると、自分でも驚くほどのヤル気スイッチが入る。ホントどうにかしてるわ…と半ば自嘲気味(苦笑)
ほんでもって、やって来ましたがな松葉の湯!
まだ蒼暗さが残る中に浮かび上がる特徴的な湯屋造りの佇まい。まるで京都にある建物のような趣きを発散。日中は利用者が多く、昨日は残念ながらパスしたが、この時間ならさすがに少なかろう。期待を込めて階段を昇り、ゲートイン。
おっ空いてるやん! と思ったのも束の間、服を脱いでいる最中にドカドカっとお客さんがやってくる。早く湯船に入らないと寒かんべ…と掛け湯をしたら、ゴダイゴのモンキーマジック冒頭に流れる「あちゃ~」のかけ声が思わず出かかるほどの熱さが襲う。
も、モンキ~マジックぅ!!!
むろん、ゴダイゴや堺ホニャララ校長のせいではない。しかし、この熱~い体験をどうにか責任転嫁したい気分になるのを分かって欲しい。足から掛ければよかった…後悔先に立たずとはこのことでござんす。
それでもソロリソロリと足から入り、息を吐きながらゆっくりと身体を沈める。痺れるほど熱いが全身に感じる脱力感。思わず「あ”~」とクチから魂の声が絞り出てくる。
しかし1分が限界。逃げ出すように湯船から這い出ると、ドッと汗が噴き出す。いい湯であることに違いないが、急に刺激を与えすぎたようだ。やってることは園児並み(苦笑)
なんか疲れてる…覚醒の後に感じる脱力感。ニュータイプになるにはまだ湯が足りないようだ。よしっ次いこか!
(2016.2 更新)
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9481 | TEL | 0269-85-3155[野沢温泉観光協会] |
URL | http://nozawakanko.jp/ 野沢温泉観光協会 |
営業時間 | 5:00~23:00[無料] (12月~3月 6:00~) |
駐車場 | なし(近くの村営駐車場を利用) | 定休日 | - |
主な泉質 | 単純硫黄温泉 | 温泉利用 | 源泉かけ流し |
浴場設備 | 内風呂 | 塩素消毒 | 塩素消毒なし |