秋葉の湯は野沢温泉に13湯ある共同浴場のひとつ。温泉街の中心から少し離れた「おぼろ月夜の館(斑山文庫)」近くにある。レトロな佇まいが、より共同浴場らしさを醸し出す。周囲は住宅街のため地元住民の利用者が多い。
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野沢温泉には前回訪れた2005年からの忘れ物がある。「秋葉の湯」と「滝の湯」、ともに建物前まで足を運びながら、時間の都合上、泣く泣く諦めた2つの未入湯の外湯である。
この諦めた外湯には共通項がある。ともに坂を登った高台にあり、歩いてのアクセスがちょっと面倒だということ。ただ、面倒だといっときながら、目の前まではしっかりと行ったが…(そこまで行っときながら、なぜ入らなかったのか? 今思えば不可思議だが?)
その忘れ物を回収すべく、滝の湯の後、秋葉の湯を訪れたが、あまりにも人の多さにビックリ。夕食前にひとっ風呂浴びたい気持ちは分かるが、まさかこれほどとは…
温泉街の外れの住宅街にあるのに加え、観光受けの弱いレトロな佇まい。まあ空いているだろうと、ちょっと秋葉の湯を甘く見ていた。
でも入ってみると、人気のワケがすぐにわかった。温泉の品質がとてもいいのだ。でも何故に?
その理由は加水。秋葉の湯は温度調整のために加水はあるが、その加水が冷鉱泉を使っているのだ。だから温泉が希薄せずに良い状態を保っている。地元の人はそれを知っているし、一度利用した人はリピーターになる。それが人気のヒミツなのだろう。
その日の夕食後、湯めぐりを再開したが、その温泉の素晴らしさを思い出し、ふと行きたくなった。
暗いよ~狭いよ~怖いよ~(うる星やつらの面堂か!)
寒くて暗い坂道をまた登るのはちょっとイヤだったが、至高の温泉のためならえんやこりゃ~さすがに夜の9時半になると独泉状態ときたもんだ。
こんないい湯、なぜ行かなかったんだ?
自問自答しながらも、10年前の忘れ物をようやく見つけましたとさっ
(2016.2 更新)
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9687-2 | TEL | 0269-85-3155[野沢温泉観光協会] |
URL | http://nozawakanko.jp/ 野沢温泉観光協会 |
営業時間 | 5:00~23:00[無料] (12月~3月 6:00~) |
駐車場 | なし(近くの村営駐車場を利用) | 定休日 | - |
主な泉質 | 単純硫黄温泉 | 温泉利用 | 源泉100%かけ流し |
浴場設備 | 内風呂 | 塩素消毒 | 塩素消毒なし |