岩手は秋田との県境の八幡平周辺をはじめ、盛岡・花巻・北上・栗駒周辺など内陸の山間部に温泉が点在。一部歓楽温泉もあるが、多くの温泉で素朴な湯治場情緒を今に伝える。
岩手の名物(食材・料理)
前沢牛、ワカメ、アワビ、ホヤ、南部煎餅、もち、わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺、ひっつみなど。
温泉リスト
花巻・北上 周辺
室町時代に開湯されたとされる。白猿が桂の木の根元から湧き出る温泉で傷を治す姿から発見されたという伝説がある。
平安時代に平家の落人の末裔によって発見されたとされる。江戸時代の全国温泉番付で、東の大関に番付られた。冬季は豪雪のため休業する。
盛岡 周辺
江戸時代に開湯。南部盛岡藩の湯治場として賑わった。独特のエメラルドグリーンの湯が湧き出す様は、温泉好きには堪らない。
八幡平 周辺
江戸時代に開湯。温泉の蒸気で発電を行う日本初の松川地熱発電所が有名。地熱発電に使われた温泉は東八幡平温泉まで送湯されている。
八幡平の標高1400mの高地にある。平安時代に坂上田村麻呂が発見した(きこりの藤七が発見との異説あり)との伝説がある。
八戸・二戸 周辺
江戸時代に開湯。田んぼから湯が沸き出す様から湯田温泉と呼ばれ、南部藩指定の湯治場となったことから「侍の湯」とも呼ばれた。