大湯は野沢温泉のシンボル的存在の共同浴場。特徴的な湯屋造りの佇まいは一際情緒が漂い、甲信越を代表するにふさわしい雰囲気を醸し出す。温泉街の中心に建ち、多くの人が行き交うため、他の外湯に比べても利用者は多い。
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久しぶりに仰ぎ見る大湯は存在感が抜群。これほど特徴的な建造物が違和感なく建つ街並みはそうあるものではない。温泉ファンであれば、武者震いをしてしまうほどの圧倒的な存在感を放つ。
立地は最高…というよりも、この大湯を中心に野沢の温泉街は広がっている。昔から大湯というのは、その温泉における湯元であったり、シンボルでもあったりする。(ちなみに北陸では総湯と呼ばれ、「湯を総べる」という文字通りに中心そのもの)
だから夕方前後に来ようものなら混雑必至。脱衣棚はいっぱい、湯船の周辺には多くの人が座り込み、湯船はほとんど芋粗い状態。(あつ湯とぬる湯があるが、あつ湯は本当に熱く、皆ぬる湯に集中してしまう)
おすすめの時間帯は早朝・真っ昼間・21時以降。この時間帯ならば独泉できるチャンスもある。
運よく独泉できた時は至福のひととき。天井を見上げれば、湯気を逃がすためにぽっかり開いた湯屋造り独特の屋根が見え、聞こえるのは滾々と湯が注がれる音のみ。こんな贅沢ことしてもいいのだろうか…と一種の背徳感すら感じてしまう、まさに禁断の貸切風呂状態。
さらに、奥には飲泉所があり、自家源泉「大湯」を内と外から堪能する。
再び湯船に戻り、静かに時が流れゆくのを感じるのみ…となった頃に、ドカドカッと団体さんのお着きでさぁ~
世の中そんなもの。そうは問屋が卸さない。いや~上手くできてますわ~
(2016.3 更新)
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9328 | TEL | 0269-85-3155[野沢温泉観光協会] |
URL | http://nozawakanko.jp/ 野沢温泉観光協会 |
営業時間 | 5:00~23:00[無料] (12月~3月 6:00~) |
駐車場 | なし(近くの村営駐車場を利用) | 定休日 | - |
主な泉質 | 単純硫黄温泉 | 温泉利用 | 源泉100%かけ流し |
浴場設備 | 内風呂 | 塩素消毒 | 塩素消毒なし |