秋田の温泉といえば、青森とまたがる十和田湖周辺、岩手との県境の八幡平周辺、そして日本一の深さを誇る田沢湖周辺、山形との県境に近い湯沢周辺と多くの温泉が点在。源泉かけ流し温泉も多い。
乳頭温泉郷のようなノスタルジックな雰囲気を漂わす鄙びた秘湯をはじめ、昔ながらの湯治場情緒を残す山のいで湯も多く点在。時間を気にせずゆっくりと宿泊しながら温泉めぐりを楽しみたい。
秋田の名物(食材・料理)
きりたんぽ、あきたこまち(米)、比内地鶏、ハタハタ、しょっつる、いぶりがっこ、稲庭うどん、じゅんさいなど。
温泉リスト
田沢湖・乳頭 周辺
乳頭山の山麓に7軒の個性的な温泉(宿)が点在。秘湯ブームの先駆けとして抜群の人気を誇る。宿泊者が購入できる「湯巡り帖(1,800円)」が大人気。
江戸時代に鹿が傷を癒す姿から発見された。産出する北投石が、悪性腫瘍に対して効能があるとの口コミから、多くの療養者が訪れる。
田沢湖を見下ろす田沢湖高原の中腹にあり、にごり湯の硫黄泉が湧き出す。夏は登山のベース、冬は「たざわ湖スキー場」の利用者も多いリゾート温泉。
駒ヶ岳の中腹、田沢湖を見下す標高700mにあるリゾート温泉。駒ヶ岳への登山口や「たざわ湖スキー場」も近く、四季を通じて高原レジャーを楽しめる。
天然ガスと石油試掘のボーリングの際に湧出した温泉。この地域で栽培する稲穂が病気に強かったことにちなみ、強首温泉と命名された。
八幡平 周辺
江戸時代に開湯。「馬で来て足駄で帰る後生掛」といわれ、効能を求め、今でも多くの湯治客が訪れる。
江戸時代に開湯。かつては湯治場として賑ったが、一軒宿の湯治場棟が土砂崩れにより全壊。現在跡地にはワイルドな野天風呂が点在する。
ゲルマニウムを含有し、玉川温泉の仕上げの湯として利用された。現在は一軒宿の閉鎖により利用できない。
鹿角・南十和田 周辺
800年前に開湯したといわれ、室町時代の文献に記録が残る。「上の湯」「荒瀬」「下の湯」「川原」の四地区に分かれ、それぞれに共同浴場がある。