道央の温泉といえば札幌(定山渓など)、ニセコ、支笏湖、洞爺湖、登別が有名。定山渓・洞爺湖・支笏湖・登別は大きな宿が建ち並ぶ一大観光地、ニセコは高原リゾートから素朴な山のいで湯が混在。無色透明の湯から白濁のにごり湯までバラエティに富む点もおすすめ。
道央の名物(食材・料理)
夕張メロン、ようていメロン、シャコ、たらこ、ジンギスカン、石狩鍋、小樽寿司、三平汁、ルイベ、ちゃんちゃん焼き、ザンギ、札幌ラーメン、スープカレー、いももち、あげいも、白い恋人など。
温泉リスト
札幌・定山渓 周辺
古くからアイヌの人々に利用され、江戸時代末期に定山より開湯。札幌市内からのアクセスもよく、札幌の奥座敷として多くの旅館やホテルが立ち並ぶ。
支笏湖 周辺
大正4年に開湯。昭和40年代までは陸路がなく、唯一の交通手段は支笏湖を船で渡る水路のみだった。一軒宿の「丸駒温泉旅館」がある。
昭和49年に開湯。貸しボートや遊覧船の発着場の他に、飲食店・土産物屋が建ち並ぶ。多くの観光客が見られ、家族連れやレジャーに向いている。
支笏湖畔に一軒宿の「いとう温泉」がある。近くには湖畔には観光地化している支笏湖温泉があるが、対照的に静かな環境が保たれている。
登別 周辺
江戸時代末期に開湯。温泉街には特有の硫黄臭が漂う。温泉は近くの地獄谷から湧出。場所によっては草木も生えない殺伐とした光景が広がる。
明治19年に発見。もとはベンケユという地名だったが、泉質がチェコのカルルスバード(現在のカルロビバリ)に似ることから、カルルスとなった。
洞爺湖 周辺
明治43年に有珠山の噴火により湧出したとされる、各種イベントが多く催され、春夏秋は連夜のロングラン花火大会、冬はイルミネーションを実施する。
洞爺湖の北西岸の高台にある。以前は洞爺村温泉と呼称したが、2006年に洞爺温泉と改称。近くには洞爺温泉病院があり、静かな環境が保たれる。
明治16年に開湯。以前はアイヌの人々が利用する湯治場だったという。温泉が湧き出す長流川には天然の露天風呂「オサル湯」(無料)がある。
北海道庁の測量技師によって明治30年に発見された。源泉が長流川(おさるがわ)の川底から自然湧出し、川から立ち上る白い湯気が見られる。
ニセコ 周辺
明治32年に開湯。ニセコ町と蘭越町にまたがり宿が点在する。昆布という名前は、昔アイヌの人々がこのあたり一帯で昆布を干していたことに由来する。
昭和5年に発見。標高700m以上の高地にある。五色という名称は、温泉の色が光の加減や日によって五色に見えることに由来する。
明治18年に開湯。ニセコ温泉郷の中では一番古い。宿は2軒だけだが、大湯沼という大きな源泉があり、そのスケールの大きさは圧巻モノ。
明治42年に発見。ニセコの中心地よりさらに山奥にあるため、気候は冷涼。初夏まで残雪が見られる平成28年3月に宿が閉館。
明治24年に発見。日本三大秘湯のひとつに数えられ、温泉は月に2日だけ湯色がマリンブルーに変色するという伝説的な秘湯(奇湯)。
平成5年に開湯。平成の初め全国に温泉施設が誕生するきっかけとなった「ふるさと創生資金」を基にボーリングを行い温泉が湧出した。