温泉新選組 > 長野の温泉 > 白馬八方温泉 > しろうま荘
しろうま荘は日本の民宿発祥の地(白馬旧細野集落)にある和風の宿。ゲレンデまで徒歩10分の好立地と、元民宿らしいアットホームな温かさが日本のみならず外国人観光客にも人気。リピーターもとても多い。
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二年連続の白馬。ウィンタースポーツを愛する者たち(あっしのこと?)にとって、これほど幸せなことはない。日本の民宿発祥の地(旧細野集落)だけあって、白馬地区にはたくさんの宿泊施設があるが、今回は「しろうま荘」を選んでみた。
選んだ基準は、ズバリ「口コミ」のよさ。
じゃらんにしても、楽天トラベルにしても口コミ評価がとてもいい。でも受ける印象は十人十色。口コミがすべて正しいとは限らない。完全に信用するのはリスクがあるが、ここはいっちょ騙されてみよ~じゃないか。
ちなみに、あっしの判断基準は、提供サービスに価格が釣り合っているかという一点。宿泊という「体験」の対価が料金とするなら、「体験≧料金」であれば満足ということになる。
あ~説明が固いし、長い!
ようは「早いの~旨いの~安いの~♪」なら最高だってこと!(キン肉マンかよっ…でも体験のニュアンスがちょっとズレているような…もういい、このままいく!)
え~い、話を本筋に戻しまする!
栂池高原で身体が埋まるほどの大雪と格闘した後、期待を胸に「しろうま荘」に向かったのでありました…が、道路は雪道の悪路、木々は綿帽子のように雪花を纏い、街全体が雪に覆われている。
そして「しろうま荘」もご多分に漏れず、雪化粧。まあ、2月の白馬なんだから、当たり前といえば当たり前なんだが、近年季節が極端すぎるんじゃなかろうか。これも温暖化の影響なのかねえ…
和風の宿ということだが、雪のインパクトが強く、外観から抱く印象はペンションのような宿。さて、館内はどんな感じになっているのだろうか。期待を胸にエントランスに進んだ。
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外の銀世界とは打って変わり、エントランスホールは広く、そして温かい。帳場はすぐ右手にあるが、左手の奥には囲炉裏のあるパブリックスペースがある。和の情緒をちりばめているが、ゆったりとした和風ペンションなよう趣き。
チェックインをすると、部屋は地階とのこと。まあ、もともと眺望は求めてないし、リーズナブルなプランなので、これは想定内。乾燥室やチューンアップ台が近い方が利便性もいい。
宿帳に名前を書き込んでいると、中国語らしい言語が聞こえてくる。若旦那に外国人の方が多いですね…と聞いたところ、平日はほぼ外国人、土日は日本人が多く、近年はタイ、オーストラリア、中国からの観光客が多いとのことだった。
以前は平日の空室問題が宿泊業にとって頭痛のタネだったが、インバウンド需要は喜ばしい。文化・マナーの違いなど問題点もあるが、もっと多くの人が日本にやってきて、何よりも楽しみながら日本という国を理解して欲しい。
部屋は6帖だが、おひとり様だし、まったくのモーマンタイ。しかもニューアルされた内装はいい意味で想定外。トイレもあり、こんなにキレイだったら、窓がなくてもテレビが小さくっても文句はないっしょ!(←言ってるっしょっ)
ウェアを脱ぎ、お茶を飲んでしばし休憩。でも根本的に疲れた筋肉をリフレッシュさせるには風呂がイチバン。おかみさん~時間ですよ~(古いっ)
風呂はパブリックスペースにある階段を下りた地階にある。脱衣所は広く、多胡石張りの浴場は和のエッセンス漂う情緒ある造り。ちょっとコンパクトではあるが、そんなに混み合うわけでもない。
かけ流し循環併用で塩素添加があるとのことだが、使用量を適切に管理をしているようで、塩素臭を感じることはないのは好印象。湯温は適温で、ゆったりと身体の疲れをとる。
風呂の後は、そう夕食。
食事は食事処でいただく。気になる献立は、料理人が技巧を凝らしたものではなく、地元白馬を始め、長野の食材を使ったこころ温まる郷土料理。このほのぼのとした雰囲気がとてもいい。大女将が食材や料理の説明をしている姿も人間味があふれていた。
しみじみとしっくり温かい。
そういえば、若旦那が「ウチは元民宿なんで…」と言ってたっけ。こういう素晴らしいDNAは受け継がれていくものなんだなあ。
さて、ボードのチューンアップしたら、また温泉に入るか。外は吹雪いているが、館内はこころも身体もほんわか。これが人気の秘密なのかもしれない。
そして朝、ひとっ風呂浴びたら、お待ちかねの朝食タイム。
食事処に行くと、昨晩は使わなかった囲炉裏スペースにも朝食が用意してある。白馬は外食店も充実しているから、宿泊客の中には朝食のみの場合も多いみたい。長期滞在ならアリでござんすね。
朝食は基本和食ながら、美味しそうなガレットに目を見張る。なるほどその手があったか。蕎麦が名産の長野らしいメニューに思わず膝を叩く。朝食もペロリと平らげ、チャージ完了。よっしゃウェアに着替えますか!
…といきたいところだが、どうやらゲレンデは無理っぽい。というのは昨日の終盤、斜面を滑っているとき不意に足首に激痛が走った。一晩寝れば大丈夫だろうと思っていたが、どうも芳しくない。
どうするか…
不意に頭に閃いたものは松本城。そっか、城だ城に行けばいいんだ! なぜかゲレンデに行くよりも喜んでいる自分がいる(苦笑)
雪道のため、しろうま荘からは一時間半ほどかかったが、無事松本城に到着。10年ぶりに国宝の天守をに登り、枇杷の湯と戸倉観世温泉に立ち寄り入浴。最後は横川サービスエリアで名物「峠の釜めし」を購入して、プンプンと硫黄臭をまき散らしながら大満足で帰京しましたとさ。
(2017.7 更新)
住所 | 長野県北安曇郡白馬村八方5004 | TEL | 0261-72-2121 |
URL | http://www.shiroumaso.com | IN:OUT | 15:00 : 10:00 |
宿泊料金 | 9,720円 ~(入湯税別) | 立寄入浴 | |
客室数 | 和室18 | 食事場所 | 食事処 |
駐車場 | 20台 | 送迎 | 要相談 |
主な泉質 | アルカリ性単純温泉 | 温泉利用 | かけ流し循環併用式 |
浴場設備 | 内風呂 | 塩素消毒 | あり |