温泉新選組 > 長野の温泉 > 白馬塩の道温泉 > 倉下の湯
倉下の湯は白馬塩の道温泉の元湯として親しまれる日帰り温泉。外観はロッジ調、北アルプスを望む露天風呂からの眺望が楽しめる。
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昨年の冬、存在は知っていたが訪れることができなかった温泉施設。今回の白馬行で、訪問の第一目標としていたのが倉下の湯である。その倉下の湯を体験できるチャンスがやってきた。(第一目標だからあたりまえやっ)
この日の天気は猛吹雪。栂池高原スキー場からの距離はさほどないが、朝から降り積もる雪は運転に支障がでるほど道路を覆い隠している。
慎重に、そして大胆に…しないしない!
慎重に慎重に、長めの車間距離を保ちつつ余裕をもって車を走らせると、ようやく倉下の湯の看板が見えてくる。
え~と駐車場は坂の下か、結構な傾斜があるけど…慎重な動作が必要な時ほど、案の定、坂を上ってくる対向車がくる。お互いに「なんじゃい~」と思っているだろう(苦笑)
ようやく駐車場で車を停め、改めて施設を見渡すが…吹雪のせいで、ゆっくり見る気も失せてしまう。やめやめ、早く中に入ろう。
寒い外界とは裏腹に、ちょっとくたびれた感のある館内はのんびりムード。中央の休憩スペースにはゴロ寝する利用者の姿も見られるが、このユル~い空気感が倉下の湯の特徴だろうか?
浴場の造りはちょっと変わっていて、洗い場は建物内にあるが、湯船は外にある。露天風呂だから当たり前といえば当たり前だろうが、壁の代わりにシートの覆いがあるので、内風呂というか半露天風呂のような趣き。
湯口から注がれる湯は透明だが、湯船の湯色は茶褐色。香りも泥臭の中に鉄臭も感じられる。温泉分析表に表示があったが、ナトリウム・炭酸水素・塩素イオンの含有量が突出しているが、鉄分の影響もかなりあるのだろう。
塩素添加があるとのことだが、幸い塩素臭を感じることはなく、湯船の温度は適温。寒い季節ならどっぷり長湯も楽しい。
最後にひとつ。基本的に温泉成分を洗い流すことはもったいないが、温泉そのものの臭いもさることながら、茶褐色の湯が着衣に移ることもあるので、上がり湯はしたほうがよさそうだ。
(2017.6 更新)
住所 | 長野県北安曇郡白馬村大字北城9549-8 | TEL | 0261-72-7989 |
URL | http://www.kurashitanoyu.com | 営業時間 | 10:00~22:00[600円] |
駐車場 | 30台 | 定休日 | なし |
主な泉質 | ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 | 温泉利用 | 源泉100%かけ流し |
浴場設備 | 露天風呂(冬季は覆いあり) | 塩素消毒 | 塩素消毒あり |