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浴場は共同浴場らしく内風呂のみだが、野沢温泉では珍しい緑白色のにごり湯に満たされている。2005年当時は乳白色だったので、微妙な色彩の差が温泉情緒をかきたてる。
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内風呂は実用的なタイル張り。湯船の広さは2.5坪(畳5帖)ほどあり、共同浴場としてはゆったりサイズ。源泉温度が高く、湯船の温度もかなり熱め。浴場内には湯気と硫黄臭が濃厚に漂っていた。
十王堂の湯の魅力は何といってもにごり湯。日によって色が異なるとのことだが、この日は少し青がかった緑白色。湯口に置かれた飲泉コップに豆乳を混ぜたような感じだろうか。
身体を湯船に沈めるとピリピリと痺れるような熱さだが、この時は蛇口に手を伸ばす人は皆無。熱いけど、できればこのまま味わいたい。
階段には平成10年(大釜混合 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉)と平成19年(十王堂の湯 単純硫黄温泉)の2つの温泉分析書が掲示されている。平成19年の方が新しいので、現在は自家源泉ということになるようだ。