温泉新選組 > 新潟の温泉 > 越後湯沢温泉 > 山の湯 2013 > 温泉
(2013)
浴場は素朴な内風呂のみだが、温泉利用は源泉100%かけ流し。塩素消毒もなく、温泉本来の湯を楽しむことができる。
※ 下記 マークをクリックで、画像テキストを表示
タイル造りの清潔感あふれる内風呂。無色透明で少し硫黄の臭いのする源泉が、パイプから贅沢に注がれている。カラン以外に、親切にシャンプーやボディソープも備え、スキー帰りなどの立寄り客に配慮している。
温泉の感触は「柔らかい」のひとこと。お湯は少々熱めだったのだが、その熱さをまるで感じさせない柔らかさである。また塩素消毒された温泉は皮膚に微妙な刺激(かゆさやピリピリ感)があるが、それも当然ながら感じない。近年入浴した「単純硫黄泉」の中でも「三本の指に入るのではないだろうか」と感じるほどの素晴らしい温泉である。
ちなみに衛生管理やレジオネラ菌対策のため、新潟県の公衆浴場条例は塩素消毒を定めている。でもその湯質を守るためには陰ながらの努力も必要で、そのため営業終了後に毎日浴槽を塩素消毒している。
条例(衛生管理)を守るために、単に温泉水を塩素消毒する施設も多いが、日々の努力でそれをしない「山の湯」の姿勢には頭が下がる思いである。管理人の方と、地元のみなさんに感謝しつつ利用したい。