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(2014)
浴場は男女入替制の内風呂と貸切露天風呂のほかに、三軒の宿で共同管理する外湯大浴場がある。温泉はラジウムを含有する放射能泉。湧出温度が低いので加温はあるが源泉100%かけ流しの温泉が注がれている。
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うけづの湯は無料で利用できる貸切露天風呂。ちなみに「うけづ」とは、対岸にある山の名前とのこと。湯船の広さは畳1.5帖ほどで、貸切時間中は温泉を独り占めできるのが嬉しい。凛とした山の空気に包まれる湯浴みは本当に気持ちがいい。
湯船は情緒ある石と岩造り。深深と降り積もる雪の中、静けさだけが支配する暗闇で灯る行灯が何とも言えない情緒を演出している。
湯船に湛えられた温泉の温度は適温。冷たい外気と温泉の温かさのコントラストに恍惚状態。まさにご満悦とはこのこと。何とも言えない気持ちよさがここにある。しかし40分は長いようで、あっという間に時間は過ぎる。制限時間がなければ…と思うが、制限時間がなかったら、絶対空かないだろうな。
予約はフロントでできる。人気の露天風呂だけに、チェックイン時など早めの予約がおすすめ。
【貸切時間 40分 無料】 5:00~24:20
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たぬきの湯は時間によって貸切利用ができる貸切風呂(貸切時間以外は男女入替)。こんなに大きな風呂を貸し切っていいのかと思うほど充分な広さがある。加熱された源泉が壁の蛇口からドボドボと注がれ、湯船の湯量は充分。ふと蛇口を見ると、やはり栓が外されている。しかし贅沢なことですな~。
外湯内風呂「したの湯」と貸切露天風呂「うけづの湯」には洗い場がない。できれば先に「たぬきの湯」または「うさぎの湯」で髪と身体を洗った方がよいだろう。
予約はフロントでできる。
【貸切時間 40分 無料】 8:20~22:20
【男女入替】 23:00~8:00
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うさぎの湯は時間によって貸切利用ができる貸切風呂(貸切時間以外は男女入替)。加熱された源泉が壁の蛇口からドボドボと注がれる。「たぬきの湯」よりもひとまわり狭いが、貸切風呂としては充分の広さがある。浴場は竹林をモチーフにしているようで、優しい色彩にまとめられている印象を受ける。
外湯内風呂「したの湯」と、貸切露天風呂「うけづの湯」には洗い場がない。できれば先に「たぬきの湯」または「うさぎの湯」で髪と身体を洗った方がよいだろう。
予約はフロントでできる。
【貸切時間 40分 無料】 8:20~22:20
【男女入替】 23:00~8:00
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したの湯は栃尾又温泉にある3軒の宿(自在館/神風館/宝厳館)共通の内風呂。時間によって男女入替制になっている。湯船はぬる湯(源泉100%かけ流し)とあつ湯(循環加温)の2つの湯船がある。源泉はこの「したの湯」の直下から湧き出ているので、実質的な足元湧出泉。温泉の品質はとても素晴らしい。
浴場空間は、まるで100年ほど昔にタイムスリップしたかのような錯覚に陥るほど、レトロな雰囲気。都会では絶対にできない、とても貴重な体験である。ぬる湯の温泉が注がれるところにはコップが置かれ、飲泉が可能である。
ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほどだろうか。身体に負担をかけることなく何時間でも入ってられる。湯船に本を持ち込んで読んでいる人もいるほど、静かにそしてゆっくりと時間が流れていく。これぞ「究極」いや「至高」(美味しんぼかいっ!)というものだろう。
明るい時間も情緒はあるが、夜利用すると…そこは幽玄の世界。照明がまるでスポットライトのようにぬる湯の湯口を照らし、その存在をより際立たせる。しかし夜は男性タイム。残念ながらこの幽玄の世界は男性だけの特権ということになる。女性のみなさん、ごめんなさいっ。
ちなみに自在館から「したの湯」までの経路はちょっと大変。1階から階段を下りること計62段。さらに階段と階段の途中には薄暗い回廊まであり、まるで秘密の通路を歩いているようだ。ちょっとしたアトラクション…またはセレモニーだと思えば、さほど苦には感じない。
【利用時間】 女性 5:00~15:00 / 男性 15:30~23:00
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うえの湯は栃尾又温泉にある3軒の宿(自在館/神風館/宝厳館)共通の大浴場。時間によって男女入替制になっている。湯船はぬる湯(源泉100%かけ流し)とあつ湯(循環加温・塩素添加あり)の湯船がある。源泉は「したの湯」と同じ。「したの湯」の直下から湧き出る温泉を引いている。
外観とエントランスともにまるでホールのようにスケールが大きい。浴場も天井が高くかなり開放的である。印象としては、共同浴場というよりも地域の健康センターというような感じだろうか。確かに情緒はないかもしれないが、温泉の質はすこぶる良い。
ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほど。身体に負担をかけることなく何時間でも入ることができる。昨年できなかった一番風呂。今年は朝5時10分前に起きたところ、見事に達成。でも温泉のためとはいえ、こんな早くに起きるとは…温泉バカですな~
湯船の縁に頭をもたれかけ、眼をつぶるといつのまにか寝落ち。この瞬間が実に堪らない。堪らないどころか、もはや快感とすら感じる。二時間以上も贅沢な時間を過ごした。
ちなみに自在館から「うえの湯」までの経路もやや長い。2階にある本館と旧館の渡り廊下から旧館に入り、旧館の廊下を進んだ先の階段を下ると小さな玄関がある。そこを出ると、ようやくうえの湯に行ける。階段が少ない分、したの湯よりも近い感じがする。
【利用時間】 男性 5:00~15:00 / 女性 15:30~23:00