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(2013)
浴場は貸切もできる2つの内風呂と貸切露天風呂、さらに三軒の宿で共同管理する外湯(うえの湯・したの湯)がある。ラジウムを含有する放射能泉を源泉100%かけ流し(一部加温あり)でじっくりと堪能できる。
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うけづの湯は無料で利用できる貸切露天風呂。湯船の広さは畳1.5帖ほどだが、一定時間温泉を独り占めできるのが嬉しい。山の凛とした空気と川のせせらぎ(雪解け水のためにちょっと音は大きい)に包まれる湯浴みは本当に気持ちがいい。
風呂全体は石と岩造りなので情緒もよく、行灯がいい味を演出している。ふと行灯の横を見ると山菜の「こごみ」が生えていた。こういう何気ない季節の移り変わりを感じるのもいいものだ。本格的な春の訪れも近い。
湯船に湛えられた温泉の温度は適温。冷たい外気と温泉の温かさのコントラストに恍惚状態。まさにご満悦とはこのこと。何とも言えない気持ちよさがここにある。いっそ制限時間なんてなければいいのに…と自分勝手な考えが浮かんでくるほど快適時間を過ごすことができた。
予約はフロントでできる。人気の露天風呂だけに、チェックイン時など早めの予約がおすすめ。
【貸切時間 40分 無料】 5:00~24:20
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たぬきの湯は時間によって貸切利用ができる貸切風呂(貸切時間以外は男湯として利用できる)。こんなに大きな風呂を貸し切っていいのかと思うほど充分な広さがある。加熱された源泉が壁の蛇口からドボドボと注がれ、湯船の湯量は充分。ふと蛇口を見ると栓が外されている。この光景が温泉好きには堪らない。
外湯大浴場「したの湯」と貸切露天風呂「うけづの湯」には洗い場がない。それらを利用する前に「たぬきの湯」または「うさぎの湯」で髪と身体を洗った方がよさそうだ。
予約はフロントでできる。
【貸切時間 40分 無料】 8:20~22:20
【男湯】 23:00~8:00
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うさぎの湯は時間によって貸切利用ができる貸切風呂(貸切時間以外は女湯として利用できる)。加熱された源泉が壁の蛇口からドボドボと注がれる。「たぬきの湯」よりもひとまわり狭いが、貸切風呂としては充分の広さがある。浴場は竹林をモチーフにしている印象。女性的な優しい色彩にまとめられている感じだ。
外湯大浴場「したの湯」と、貸切露天風呂「うけづの湯」には洗い場がない。それらを利用する前に「たぬきの湯」または「うさぎの湯」で髪と身体を洗った方がよさそうだ。
予約はフロントでできる。
【貸切時間 40分 無料】 8:20~22:20
【女湯】 23:00~8:00
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したの湯は栃尾又温泉にある3軒の宿(自在館/神風館/宝厳館)共通の大浴場。時間によって男女入替制になっている。湯船はぬる湯(源泉100%かけ流し)とあつ湯(循環加温)の2つの湯船がある。源泉はこの「したの湯」の直下から湧き出ているそうで、実質的な足元湧出泉。温泉の品質はとても素晴らしい。
浴場の雰囲気はレトロ感いっぱい。100年ほど昔にタイムスリップしたかのよう錯覚に陥るほど。この体験は都会では絶対にできない。とても貴重な体験である。ぬる湯の温泉が注がれるところにはコップが置かれ、飲泉が可能である。
ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほどだろうか。身体に負担をかけることなく何時間でも入ってられる。湯船に本を持ち込んで読んでいる人もいるほど、静かにそしてゆっくりと時間が流れていく。これぞ「究極」いや「至高」(美味しんぼかいっ!)というものだろう。
明るい時間も情緒はあるが、夜利用すると…そこは幽玄の世界。照明がまるでスポットライトのようにぬる湯の湯口を照らし、その存在をより際立たせる。でも夜は男性タイム。残念ながらこの幽玄の世界は男性だけの特権ということになる。
ちなみに自在館から「したの湯」までの経路はちょっと大変。1階から階段を下りること計62段。さらに階段と階段の途中には薄暗い回廊まであり、まるで秘密の通路を歩いているようだ。でもその感覚もちょっとしたアトラクションと思えば楽しいものだ。
【利用時間】 女性 5:00~15:00 / 男性 15:30~23:00
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うえの湯は栃尾又温泉にある3軒の宿(自在館/神風館/宝厳館)共通の大浴場。時間によって男女入替制になっている。湯船はぬる湯(源泉100%かけ流し)とあつ湯(循環加温・塩素添加あり)の湯船がある。源泉は「したの湯」と同じ。「したの湯」の直下から湧き出る温泉を引いている。
外観とエントランスともにまるでホールのようにスケールが大きい。浴場も天井が高くかなり開放的である。印象としては、共同浴場というよりも地域の健康センターというような感じだろうか。確かに情緒はないかもしれないが、温泉の質はすこぶる良い。
ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほど。身体に負担をかけることなく何時間でも入ってられる。「一番風呂だ!」と気合いを入れて朝五時に起きてみたが、タッチの差だろうが、すでに先客が入っていた。横にもうひとつ湯船があり、こちらは寝湯になっている。
ちなみに自在館から「うえの湯」までの経路もやや長い。2階にある本館と旧館の渡り廊下から旧館に入り、旧館の廊下を進んだ先の階段を下ると小さな玄関がある。そこを出るとようやくうえの湯に行ける。階段が少ない分、したの湯よりも近い感じがする。
【利用時間】 男性 5:00~15:00 / 女性 15:30~23:00