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(2013)
浴場は法師乃湯・玉城乃湯・長寿乃湯がある。不規則ながら男女入替制になっているので、宿泊客はすべての風呂を楽しめる。おすすめは、やはり法師乃湯。幽玄の世界での湯浴みは情緒抜群。秘湯ファンならば一度は体験したい。
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法師乃湯は玉砂利が敷き詰められた長寿館の代名詞的存在の大浴場。国登録有形文化財に指定された明治28年築の和洋折衷の鹿鳴館風の造りは歴史と風格を醸し出す。
浴槽の直下2mからポコポコと湧き出す源泉の湯温は43℃ほど。また足元以外から湧出する源泉が湯口からも注がれている。湯温は適温に保たれ、体に負担をかけることなく長湯ができることが最大の特徴。
4つある湯船のうち、奥の2つはぬるめ(38~39℃)、手前の2つはやや熱め(41℃程度)であるが、生まれたての温泉のためか、肌にピリピリと若干の刺激がある。ぬるめの方は水の生々しい臭いがするのに対し、熱めの方は非常に微かながら鉱物臭のようなものが感じられるから不思議である。
夜間の入浴もまた格別。薄暗くほのかな明かりの中、「ポコポコ」と足元から湧き出る温泉は、まさに至高の極み。この「法師乃湯入らずして温泉を語るなかれ!」と思うほど非日常極上の湯浴みが楽しめる。(基本混浴だが、女性専用時間あり)
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玉城乃湯は檜御殿風呂と形容できるほどの気品と雄大さが同居する内風呂。浴槽、床、天井と圧倒的な量の檜が使われていることに目を見張る。特に巨大な檜の梁はまさに圧巻モノ。大きさの檜造りの浴槽の底には玉砂利を敷き詰め、無色透明な湯がなみなみと注がれている。
天井を見上げると、その雄大さが一層感じられる。洗い場も湯治場風の趣のある造りで、「玉城乃湯」の雰囲気に華を添えている。でも素晴らしいのは風呂場だけではない。脱衣所もにまた檜の香りが満ちあふれている。実に素晴らしい!
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玉城乃湯の野天風呂は、巨石を積み上げた趣ある岩風呂であるが、上品で清潔感を感じられる素晴らしさ。温泉に対するこだわりが感じられる。