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(2013)
部屋タイプは和室のみ。客室棟は本館・別館および、法隆殿・薫山荘に分かれ、グレードが異なる。本館(明治8年築)と別館(昭和15年築)は国登録有形文化財に指定され、多くの文化人や著名人に利用された。部屋に掲げられた説明書きを読むことも楽しみのひとつ。
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今回宿泊した部屋は、明治8年に建てられた国登録有形文化財である本館の十七番客室。この十七番客室は昭和4年に画家竹久夢二が利用した部屋だそうで、額に入った説明書きが掲げられている。
広縁のある8帖本間と次の間5帖別間があり、広縁からは中庭や対岸の別館が見える。明治築といっても、きれいに修繕がなされ、年数ほど古さを感じることはない。それどころか天井の梁、欄間、窓の差し込みカギなど、現代の家屋では消えつつある造作に新鮮さを覚える。
炬燵に座り耳をすませば、窓の外から法師川の川音が聞こえてくる。ある意味、これはとても贅沢なこと。大人の休日はかくありたい。非日常の空間で流れる時間ををゆっくりと噛みしめた。