あつみ温泉は古くは温海温泉と呼ばれ、温泉街を流れる温海川沿いに広がる。約1300年前に修験道の開祖とされる役行者の発見とされるが、他に弘法大師または傷ついた鶴による発見ともいわれる。温海川から流れる温泉が海を温めたことから「温海」という名称となったといわれる。
鎌倉時代には湯治場があり、江戸時代になると庄内藩の湯治場として利用された。湯治客用の食材販売として始まった朝市(4月~12月)は260年続く温泉街の名物である。
温泉街には無料の足湯が三か所、共同浴場も「下の湯」「正面湯」「里の湯」と三軒あり、200円(管理協力金)という安さで気軽に湯めぐりも楽しめる。
【開湯】飛鳥時代(700年頃?)
【名物】朝市・元禄餅・栃餅・あつみかぶ漬