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浴場は湯治宿らしく混浴と女性専用に分かれ、内風呂と露天風呂のほかに貸切風呂と合わせて8つの湯船がある。設備の経年劣化や硫化水素のための金属劣化などは見られるが、お湯の品質は極上そのもの。素晴らしい温泉に出会えること間違いない。
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墨の湯には鹿の湯と墨の湯の2つの湯船がある。左側にある鹿の湯はウグイス色だが、右側の墨の湯には、文字通り墨色の湯が満たされている。鹿の湯は少し狭いので熱めだが、墨の湯の温度はまさに適温。快適そのものといってもいい。
この墨色の原因は温泉に含まれる「鉄分」。通常、鉄分が多い温泉は第二鉄イオンを含むので赤い温泉になるが、墨色は非常に珍しい。温泉分析表をみても、黒色の第一鉄イオンが含まれていることが分かる。
ただ、設備的には温泉成分の硫黄が腐食させるためだろう、蛇口の金属や壁のタイルなどは痛みが激しい。温泉のパワーをまざまざと感じさせるが、設備のメンテナンスも…と感じる部分はある。しかし温泉の素晴らしさに、さほど気にならなくなった。
(女性専用時間 14:00~15:00 / 19:00~20:30)
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藤の湯は空いていれば自由に利用できる貸切風呂。プンプンと油臭の混じった硫黄臭が充満し、湯温は適温の快適さ。これを独り占めできるとは、何と素晴らしいことだろう。湯口には硫黄成分がこびりつき、硫黄の濃さを物語る。
飲泉が可能なので、飲んでみると…極エグ! う~ん、硫黄と炭酸水素の特徴ががかなり出ている。飲めなくはないが、決して美味いものではない(苦笑)
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湯船は平家かくれの湯と御所の湯の2つ。それぞれの湯口からは硫黄臭のプンプンする源泉100%かけ流しの温泉が注がれている。湯口の温泉は透明に見えるが、湯船の方は見事なウグイス色。この色が温泉好きには堪らない。
ちなみに洗い場にはカランはあるが、シャワーはない。またシャンプーの備え付けもないので、自前の用意が必要である。
(女性専用時間 19:00~20:30)
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内風呂から繋がっている岩風呂。湯船の湯色は見事なウグイス色。内風呂に比べ鮮やかな色彩をしている。早速入ってみると…飛び上がるほどに熱い。温度調整しないと入れないほどのレベル。素直に加水した方が無難といえそう。
温泉の状態はというと、かなりの温泉成分が沈殿して底に溜まっている感じ。ちょっとドロドロとした感触がある。好き嫌いが分かれるかもしれない。
(女性専用時間 19:00~20:30)
女性専用
女性専用