温泉新選組 > 栃木の温泉 > 那須湯本温泉 > 鹿の湯 2010 > 温泉
浴場は昔の湯治場を思わせるいくつもの浴槽が並ぶ光景は歴史と風格を感じさせる。硫黄臭(硫黄臭)と湯気が漂い、温泉情緒をかき立ててくれる。
※ 下記 マークをクリックで、画像テキストを表示
6つの浴槽は41℃、42℃、43℃、44℃、46℃、48℃の湯温に保つように源泉注入量を調整。41℃は少し温めなのでゆっくりと入浴できるが、48℃はとてもなく激熱。ちょっと普通では入れないような熱さだ。
48℃の浴槽が一番白濁色が濃い。(常連さん達が湯もみをしたり、刺激を緩和するため湯の華を浴槽に入れているため)他の浴槽は湯温が下がるにつれ白濁度が上がっている。
42℃~43℃が一番体に合うようで、長湯は禁物だが出たり入ったりを繰り返すのが本当に堪らなく幸せに感じる。 温泉自体のphは2.5前後で、強い酸性を示している。強い酸性ということで、殺菌力がとても強いことが特徴的。
昔は戦での刀傷などの消毒などにも効果的だったのだろうと、温泉に浸かりながらそのようなことが頭に浮かぶ。温泉=湯治=治療ということで、昔から温泉は病院として人々に利用されてきた経緯があるだけに、傷(病気)が治る温泉がよい温泉の判断基準。そう思うと、湯自体に何百年の歴史の重みを感じる。
またかぶり湯(48℃)や打たせ湯(38℃)があるので、那須湯本温泉伝統のかぶり湯(のぼせ防止のために、頭にタオルをかけて48℃の熱湯を何回もかける入浴法)をしている人もたくさん見かける。ちなみに、男湯と女湯の大きさは均等ではない。男湯には浴槽は6つあるが、女湯の浴槽は4つだそうだ。