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(2011)
浴場は男女入替制で大浴場と露天風呂がある。ともに源泉100%かけ流しの温泉が贅沢に注がれ、湯量は豊富。全国でも貴重な目に効く温泉をゆったり愉しみたい。
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石と木の枠で造られた大浴場には2つの浴槽がある。大きな浴槽は源泉がそのまま注がれ、温度はぬるい。小さな浴槽は加温され、適温からやや熱め(42℃前後)に設定されている。体に負担をかけることなく長湯できるのは嬉しい限り。時間を忘れる快適さがここにはある。
ぬる湯に長く入っていると体に気胞がつく。含有成分の二酸化炭素だろう。泉温は低いために発散せずに残っているようだ。そんなことを考えていると無性に眠くなってくる…いや瞬間的には寝ている。
スノーボードの疲れが出ているのか、この瞬間が本当に気持ちがいい。とにかくこの温度が絶妙なのである。この温度で湧き出ること自体に意味がある。そうとしか思えないほど心地よい。
風呂は毎日換水と清掃を行っている。かけ流しだから換水と清掃をしなくても良いということはない。かけ流しを守るために(レジオネラ菌を出さぬために)こまめな清掃が必要なのだ。
それにしても投入される源泉の量が半端ではない。よくある循環風呂以上に浴槽に温泉が注がれるから、その豊富な湯量には驚くばかり。男湯と女湯は入替制なので、両方の湯を楽しめるのは嬉しい。
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大きな岩造の露天風呂には大きな提灯がとても良く似合う。温泉情緒は抜群だ。凛とした冷たい空気があたりを包む中、ゆらゆらと陽炎のように立ち昇る湯気が何とも言えぬ情景を映し出す。
耳に聞こえるのは湯の音だけ。雪国でしか味わえない至極の時間。その時間を過ごせるのは幸せと言う言葉しか見当たらない。これだから秘湯めぐりはやめられない。
それぞれの浴場にある露天風呂の広さが違う。ひとつは大小の浴槽があり、ぬるめと熱めになっている。もう一方は浴槽はひとつで、温度は適温。狭いが、寒い季節はこちらの方が適している感じがした。