大内宿は南会津の下郷町にある国選定重要伝統的建物群保存地区に指定されている旧宿場町。現在でも茅葺き屋根の民家が残り、土産物屋や蕎麦処をはじめ、ノスタルジックな光景が広がる。
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大内宿はテレビや旅行雑誌などで、取り上げられる事の多い有名な観光地。茅葺き屋根の建物が建ち並ぶノスタルジックな光景…事前情報はそれだけだった。
にしきや(湯野上温泉)を9時前にチェックアウトして、ちょっと早いか…と思いつつナビを見ながら車を走らすが、途中からどんどん山道に入っていく。
標識もあったし、たぶん間違ってはいないだろうが、ちょっと不安な道のり。こんな山奥に観光地があるのかね?
そう思い始めたら、ふいに景色が開け、大きな駐車場が見えてきた。さすが人気の観光地、駐車場も立派でござんす…と感心してたら、駐車料金300円後払いナリ。やはり有料かぁ~
駐車場から少し歩くと、やがて茅葺き屋根が見えてくる。まるで時代劇のセットのような不思議な光景。日光江戸村の田舎バージョンという感じだろうか。
まず出迎えてくれるのは「三澤屋」さん。昔の農家であった面影が残る茅葺きの食事処や、地酒の販売もあって、しきりに試飲を勧めてくる。飲みたいけど、あいにくオイラは車。一緒にきた友人は、これでもかと試飲して、い~感じにほろ酔い加減。おいおい、まだ朝の9時過ぎですけど…
三澤屋からメイン通りにでると、とびきりの非日常空間に目を奪われる。街道を挟んだ両端に茅葺き屋根や、かつて茅葺きであった面影を残す建物がきれいに並ぶ光景はテーマパークそのもの。
さぞ混雑しているだろうと思いきや、朝イチということで観光客の姿もまだまばら。駐車場にも制限があるし、早い時間に訪れたのは正解といえそうだ。
水路には清らかな山の湧き水が流され、瓶のラムネが冷されている。吹きだまりに紅葉が重なる日本の秋。いいねぇ、この光景。ただ冷やしラムネはちょっと寒そうだけど(苦笑)
道の中ほどには大きな蔵が目印の民宿(本家扇屋)があり、お店はお土産屋さんを始め、蕎麦屋やカフェなどの飲食店が軒を連ねる。店先では会津名物しんごろうや煎餅などが焼かれ、観光客のハードをわしづかみ。
もうちょっと時間が後なら、名物の高遠そばを食べられたのに、残念ながらお腹は空いていない。無類の蕎麦党だけに、この失態は落胆が大きい。また来るしかない。え~また来ますとも!
(2015.12 更新)
住所 | 福島県南会津郡下郷町大字大内字山本 | TEL | 0241-68-2920 |
URL | http://ouchi-juku.com/ 大内宿観光協会 |
利用時間 | 9:00-17:00頃 |
駐車場 | 400台(普通車300円 大型・中型車1,000円) | 定休日 | なし |