ホテル山水は定山渓温泉にあるホスピタリティー重視の宿。おもてなし・温泉・料理それぞれのサービスクオリティは高く、リピーターも多い。大型施設が多い定山渓にあって、希少な個人向けの温泉宿といえる。
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ホテル山水に感じる心地よさは予約の段階ですでに始まっている。それは電話対応がとても気持ちがいいのだ。こればっかりは完全なマンパワー。対応するスタッフによって相違はあるのだろうが、モラルの高さが窺える。
ホテルの外観は一見ビジネスホテルのようなシンプルな印象。館内施設も客室・浴場以外に特別な設備はない。廊下はフローリングで壁にはポスターもなく、とてもスッキリとした清潔感がある。この「シンプルな清潔感」こそがホテル山水を表すキーワードともいえる。
温泉宿で最も気を配ることいえば「温泉」そのものに他ならない。このことは意外と盲点になりがちだが、ホテル山水はこの点も抜かりなく、毎日昼に浴槽の湯を抜き完全清掃をしている。
循環濾過装置や塩素を頼らず衛生管理を徹底する。実は簡単そうに見えて、かなりの重労働なのだ。安易さに走らず、源泉かけ流しの温泉を守る姿勢がとても素晴らしい。
「常在戦場」という言葉があるが、このホテル山水の社長は調理だけでなく露天風呂・温泉サウナ・駐車場までも自身で造ってしまう程、パワフルで行動力がある。それ故、経営者だけではなく女将やスタッフの方も常にお客様への心配りを忘れない丁寧なサービスができるのかもしれない。
何より経営者の姿勢も特筆すべきもの。上記のように露天風呂やサウナは自作、山菜などの季節食材の採取も行うばかりか、調理師免許を持つだけに、料理も自ら腕をふるい、さらに送迎バスまで運転するスーパー社長ときたもんだ!
つまり目線が利用者目線。サービスすべてが「こころづくし」ということ。表面上は普通のように見えるが、実は普通じゃない。このクオリティー、わかる人にはわかるというか、サービスの本質を理解できる人にとっては堪らないだろう。定山渓温泉に泊まるなら、自信いや確信を持っておすすめしたい宿である。
ただ一点、留意することがある。それはインターネット予約ができないということ。大手予約サイト(じゃらん・楽天。るるぶ等)での掲載がなく、公式サイトすらない。(2017年現在)
温泉教授「松田忠徳」氏も推奨する宿だけに、気になったら電話あるのみっ!
(2017.11 更新)
住所 | 北海道札幌市南区定山渓温泉東3 | TEL | 011-598-2301 |
URL | http://www.jouzankei.com/ [定山渓温泉旅館組合] |
IN:OUT | 15:00 : 10:00 |
宿泊料金 | 8,550~21,150円 [2名利用 1泊2食付] | 立寄入浴 | 12:00~19:00 [640円] |
客室数 | 和室 23 洋室 2 | 食事場所 | 部屋出し |
駐車場 | あり | 送迎 | ※ 要確認 |
主な泉質 | ナトリウム-塩化物泉 | 温泉利用 | 源泉100%かけ流し |
浴場設備 | 内風呂・露天風呂・温泉サウナ | 塩素消毒 | 塩素消毒なし |