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客室は旅館棟と湯治棟に分かれ、部屋タイプは和室のみ。レトロな木造建築情緒、廊下の軋み音など、今となっては貴重なノスタルジックな空間が広がる。
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今回利用したのはリーズナブルな湯治棟。素朴でシンプルながらも昔の温泉宿の趣が感じられる。部屋に入ると懐かしい木造の家の匂いがする。歩くと木が軋む音が鳴り、何だか昔の実家を思い出した。
昔の実家は昭和12年(1937)築の木造平屋。都内の区部にあったために太平洋戦争末期にはB-29の空襲により2発の焼夷弾が庭先に落ちたそうだが、防火用水のバケツリレーで幸いにも焼失を逃れ、平成9年(1997)に取り壊すまで60年間建ち続けた。戦前の物資の乏しい時代とはいえ、主要な柱は腐食もなく立派に残っていたことを思い出す。
少々話が脱線したが…昔であっても、しっかりとした木造建築は本当に頑丈。そんなノスタルジーに包まれる部屋である。