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浴場は大浴場・内風呂(水芭蕉の湯・美人蕉の湯)と露天風呂(三郎の湯・万里姫の湯)のほかに貸切の家族風呂(はなえみの湯)がある。大浴場と露天風呂は男女入替制なので、宿泊客はすべての風呂を愉しめる。
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水芭蕉の湯は細長い長方形の形をした大浴場。湯船の縁は檜、底は十和田石造りになっている。水に濡れると緑色に見える十和田石と、縁の檜の相性はよく、全体的に清潔感が感じられる。
泉質はアルカリ性単純温泉。両サイドの湯口から滾々と無色透明な温泉が注がれ、湯量は豊富な湯の温度はやや温め加減の適温を維持。心地よい温さ加減の湯はリラックスタイムを約束してくれる。片方の壁を見ると、尾瀬の水芭蕉のタイル絵。心地よいノスタルジックさに包まれる。
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三郎の湯は湯量の豊富さを実感できる露天風呂。三郎という名は、平安時代に平清盛と皇妃を巡る争いに敗れ、遠罪の末、尾瀬にたどり着いた尾瀬三郎(藤原頼国)に由来する。
三郎は岩窟に居を構えたとされ、塀によって囲まれた岩造りの三郎の湯とは、まさに洞窟のような雰囲気が重なる。広い眺望は望めないが、初春のひんやりとした空気の中で、こころ行くまで温泉を楽しんだ。
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美人蕉の湯は檜造りの内風呂。床石と浴槽部分は清潔感漂う十和田石を使い、檜の温かさと丸太の存在感がとても印象に残る。心なしか注がれる温泉の量が規模の割に多く見える。
温泉は刺激が少なく肌に優しく、古い角質を溶かし美肌効果が抜群のアルカリ性単純温泉。露天風呂も開放感があって爽快だが、木の優しさに囲まれた内風呂は、お湯との距離を近くに感じるためか、より美肌効果を感じられる。それがたとえ男性であっても感じることは同じ(苦笑)
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万里姫の湯はまるで小さな箱庭のような露天風呂。万里姫という名は、鎌倉時代に会津への遠罪の途中で、尾瀬で打ち首にされた公卿の藤原秀房の娘、万里姫に由来する。
万里姫は父を探しに尾瀬に来たが、熊に襲われているところを地元の若者に助けられ、その後その若者と一緒に末永く暮らしたとされる。小雨の降る中の利用であったが、万里姫伝説を偲びながら風呂に入ると、雨など気にならないから不思議である。
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はなえみの湯はタイル張りの小さな家族風呂。空いていれば無料で貸切利用できるのが嬉しい。他の風呂に比べ、地味ではあるが、最も良い状態で温泉を楽しめる。