川原湯温泉は1193年に源頼朝が狩の途中で発見したと伝えられる。八ッ場(やんば)ダムの完成により湖底に沈む運命にあったが、2009年の政権交代によりダム建設が迷走。一時は建設中止とされたが、最終的にダム建設は継続され、2020年に竣工予定となっている。
そのため温泉街も丸ごと高台に移転。共同浴場「王湯」をはじめ、温泉宿や住居なども新しい国道沿いに整備が進められているが、ダム完成前の段階においては、新興住宅地のような人工的な無機質さも感じられる。
魅力的で味のある温泉街となるにはまだ時間がかかると思われるが、今後の整備・発展に期待したい。
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新しい川原湯温泉のシンボル。移転に伴いダムを見下ろす高台に新築された。旧王湯を彷彿とさせる大きな笹竜胆の家紋を掲げる。
川原湯温泉のシンボル的存在の共同浴場。源頼朝の発見伝説にちなみ源氏の家紋である笹竜胆(ささりんどう)を掲げる。
高台にある混浴の露天風呂。丸見えの脱衣所に浴槽。男性はともかく女性にはかなりハードルが高い露天風呂である。
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