玉川温泉は古くは「鹿の湯」「鹿湯」と呼ばれ、江戸時代(1680年)に鹿が傷を癒しているのを見て発見された温泉。日本でも屈指の強酸性の源泉「大噴」での湧出量は9,360リットル/minと凄まじく、日本一の湧出量を誇っている。
その湧出量は草津温泉の源泉「湯畑」の倍の湯量。また酸性泉の泉質以外でも数少ない含アルミニウム泉や多量の鉄を含む含鉄泉の泉質も備え、効能の高さを物語る。また悪性腫瘍(癌)に対して効能がある温泉(北投石に含まれるラジウムからの放射線)との評判から、岩盤浴をする姿を多く見かける。
ただ一般的に悪性腫瘍は温泉の禁忌症。実際には玉川温泉の温泉分析表にも禁忌症として悪性腫瘍の表記がある。その点はよく認識をする必要がある。
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療養目的の湯治客で混雑する温泉宿。屋外で大勢の人が岩盤浴をする光景はまるで聖地を思わせる。普通の温泉宿とはかなり雰囲気が異なる。
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