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浴場は滝風呂(内風呂)と露天風呂のほかに、貸切風呂(石風呂・家族風呂)があり、ともに源泉かけ流し。貸切風呂は無料なので、じっくりと白布高湯の湯を堪能できる。
400年という歴史を感じさせる石組の内風呂。三本の滝から豪快に温泉が注がれている。米沢上杉藩の湯治場であった風情を色濃く残し、石風呂とは別に小さな木の浴槽も併設している。
まるで広い庭園のような露天風呂。秋の燃えるような紅葉、冬の水墨画のように雪が積もる光景は、さぞ情緒がある風景になるだろうと思われる。訪問時は5月だったので、新緑の若葉がキレイに芽吹いていた。
宿が米沢上杉家の貸し御殿時代からある一枚の庭石を手彫でくり抜いた岩風呂。源泉と温度調整用の水が混ざる構造を見ると、機械に頼らない匠の技に驚かされる。
無色透明な湯に浮ぶ湯の華がスロ-モーションで流れゆく。このような情緒抜群の風呂を独り占めできるのは幸せ以外の何ものでもない。目を閉じると…至福の時間が穏やかに流れていく。
白布の湯を少人数で堪能できる家族用の内風呂。小さいが洗い場もあり、家族連れやカップルに嬉しい。