温泉新選組 > 新潟の温泉 > 貝掛温泉 > 貝掛温泉 2012
(2012)
貝掛温泉は庄屋造りが印象的な秘湯の宿。国道17号(三国街道)沿いにあるが、あたりは日本有数の豪雪地帯。冬季は雪道対応車(四駆+スタッドレス)でのアクセスが無難といえる。
※ 下記 マークをクリックで、画像テキストを表示
前回の利用は2月の厳冬期だったが、今回は春の足音が感じられる4月中旬。かぐらスキー場でスノーボードを楽しんだ後に利用したのだが。あれほどあった雪はかなり溶け、寒さもあまり感じない。逆にポカポカと暖かさを感じるほど。春の陽光を感じながら、貝掛温泉に向かった。
雪のない橋を渡ると、覚えのある庄屋造りが目に飛び込んでくる。国道から僅かしか離れてないが、相も変わらず秘湯情緒は抜群だ。宿の敷地に入ると早速案内係の人が声をかけてくれる。「遠いところありがとうございます。御荷物はございますか?」前回同様にハキハキとした応対である。
駐車場に車を入れ、館内に入るとやはり米俵が目に付く。「たしか契約農家のコシヒカリだったな」と前回の記憶をたぐり寄せる。壁には雪駄などの雪国らしい装備品が吊るされ、囲炉裏と新潟の地酒を並べる陳列棚が出迎えてくれる。
雪深い米どころ新潟を感じさせる品々と変わらぬ秘湯オーラ。上質な「大人の秘湯宿」という雰囲気が心を和ませる。
※ 下記 マークをクリックで、画像テキストを表示
チェックインをすると、「またご利用いただきまして、ありがとうございます」とひと言。たったひと言だが、これが嬉しい。ちょっとした常連気分に浸り、囲炉裏でメグスリノキ茶と笹団子のサービスをいただく。今回の部屋は新館の和室。前回の明治時代部屋とは違うタイプの部屋だが、どんな部屋なのだろうか。
新館の部屋は11帖の和室。スキー部屋としたら、もの凄い贅沢と感じる空間である。客室へは研修中の女性スタッフが案内をしてくれた。多少緊張しているが、一生懸命に部屋と施設の案内をしてもらった。その初々しさがとても好印象。この初心は忘れてはならない。自分への戒めにする。
前回の反省を込め、今回は早めの15:30には宿に着いたので、たっぷりと温泉を楽しめる。さらに夕食時間も30分遅く18:30からとして、夕食時間ギリギリまで温泉漬け。すると18時過ぎにはほとんど貸切状態。なんと贅沢の極みだろうか。
そして夕食。細かな献立の違いはあれど、やはり新潟の地酒と料理の相性は抜群。ほろ酔い気分で食べた南魚沼塩沢産のコシヒカリは、変わらず絶品。一年ぶりにこの宿のご飯を味わったが、この上ない幸福感に包まれた。
部屋に戻り、売店で買ったコシヒカリソフトクリーム食べると、しばし寝落ち。おもむろに起き出し、時間を確認すると時計の針は22時を指している。2時間ほど寝たことになるが、この贅沢な時間の過ごし方が温泉宿で過ごす特典といえる。
そしてもう一度浴場に行くが19:30で男女入替になっているので、先ほどとは別の浴場。中に入ると誰もいない貸切状態。ぬる湯を中心に、日付が変わるまで温泉をこころ行くまで堪能した。
そして朝。時計は5時だが、布団から這い出して温泉に行く。さすがにこの時間はまだ誰もいない。ゆっくりと2時間ほど浸かる。そして朝食もやはり美味しい。今回は禁断の「のどぐろごはん」を堪能(詳細は料理ページで!)。こんなに美味い米を食べたら、もう普通の米は食べれなくなってしまう。それほどまでに本当に美味い米は違う。
今回で2回目だが、本当にいい宿だと感じる。絶妙なまでにサービスのバランスがとれ、満足度は最高レベル。来年の冬もぜひまた訪れたい(温泉がぬるいので、できれば夏も訪れたい)。ちなみに通常かぐらスキー場の1日リフト券は4,500円だが、帳場で購入すると3,250円の割引価格。この千円超の差は小さいようでとても大きい。
(2015.9 更新)
住所 | 新潟県南魚沼郡湯沢町三俣686 | TEL | 025-788-9911 |
URL | http://www.kaikake.jp | IN:OUT | 14:00 : 10:30 |
宿泊料金 | 14,850円~ [2名利用1人料金] | 立寄入浴 | 10:30~15:00 (14時受付終了) [平日1000円 土日祝1200円] |
客室数 | 和室 28 | 食事場所 | 食事処 |
駐車場 | あり | 送迎 | 貝掛温泉バス停より送迎あり |
主な泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 | 温泉利用 | 源泉100%かけ流し |
浴場設備 | 大浴場・露天風呂 | 塩素消毒 | 塩素消毒なし |