温泉とは何だろうか? 温泉は体に良いのか? 温泉を考える
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温泉を考える
- 多くの人が「温泉は体に良い」と漠然と考えている。
- でも、どんな温泉でも体に良いのだろうか?
- またそもそも温泉とは、どんなものを指すのだろうか?
- 知っていそうで知らない。知っていれば温泉の見方が変わる。
- ぜひ温泉を考えてみてはどうだろうか。
温泉の定義
- 温泉とは「温泉法」によって「地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭素を主成分とする天然ガスは除く)で、別表に掲げる温度または物質を有するもの」と定義されている。簡潔に言えば、液体以外でに水蒸気やガスなどの気体も温泉であるということだ。
- 別表に記載されているものとは、湧出時の源泉温度が25℃以上、また25℃未満であってもガス成分を除く溶存物質総量が1,000mg以上、もしくは遊離炭酸・リチウム・ストロンチウム・バリウム・鉄・マンガン・水素・臭素・ヨウ素・フッ素・ヒ素・メタ亜ヒ酸・硫黄・メタホウ酸・メタケイ酸・炭酸水素・ラドン・ラジウム塩などの温泉と認められる各イオンの規定値が表示されている。
- ただこれは「何を温泉と認めるか」という法律であり、「泉質」については「鉱泉分析表指針」という別の法律で定義されている。
温泉法と鉱泉分析表指針
- 泉質名というは「鉱泉分析法指針」によって「療養泉」と定義された温泉のみ表記することができる。源泉湧出温度が25℃以上(必須)、ガス成分を除く溶存物質総量が1,000mg以上、もしくは遊離炭酸・銅・鉄・アルミニウム・水素・硫黄・ラドンなどの各イオンが規定値以上あれば「療養泉」と認められ、泉質表記ができるようになる。
- つまり「療養泉」でないと泉質表記はできず、言うなれば温泉には「温泉法」と「鉱泉分析表指針」というダブルスタンダードが存在しているのである。
- ちなみに雑誌やインターネットなどで見かける「メタケイ酸泉」や「低張性温泉」などの泉質名は存在しない。それぞれに温泉の含有成分と温泉の鉱泉分類を泉質と間違って(あえて?)表記しているに過ぎない。
源泉かけ流し
- 温泉新選組では特に「源泉かけ流し」にこだわっている。理由は明白、それこそが「本物の温泉」であるからである。ただ温泉は限られた自然の産物。無尽蔵に湧き出るものではない。その事は理解できる。でもだからといって看過できない問題もある。
- 掘削過剰で湧出量が減少している現在、循環濾過装置による浴槽水の再利用は増え続けている。しかし再利用の際、濾過・加温だけでなく、源泉の注湯量を補うためのカサ増し加水や、消毒のために塩素系薬剤まで投入している施設が多いことも現実。
- 換水をしないから雑菌が繁殖する。だから消毒する。これではプールと何も変わらず、もはや温泉とは呼べない。そのような温泉に何を期待して、どうして高い料金を支払ってまで入浴しなければならないのだろうか。
塩素の有害性
- 塩素とは次亜塩素酸ナトリウムのこと。プール、水道、食品添加物などにも使用されている殺菌・防腐効果の高い薬剤である。しかし濃度が高いと死亡事故もある毒ガスということをご存じだろうか。強力な殺菌力により肌の細胞を破壊し老化を促進。活性酸素を生み出す原因にもなっている。
- またアトピー性皮膚炎の悪化の原因でもあり、体内に入るとビタミンの破壊や細胞への変異特性を持ち、発ガン性物質トリハロメタンを発生させる原因にもなる危険物質でもある。そのような塩素の危険性を認識して入浴しているのだろうか。
- プールに入るぐらいだから大丈夫と軽く考えてはいけない。一説には水泳選手の選手寿命が短い理由として塩素の影響があるともいわれている。効き過ぎる薬は「毒」になることを忘れてはならない。
- ちなみに消毒に使用される塩素(次亜塩素酸ナトリウム)は、温泉成分中の塩素イオン(Cl⁻)とは全くの別物なのでご安心を。

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