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浴場はまるで100年ほど昔にタイムスリップしたかのような錯覚に陥るほどのレトロ空間。究極か至高か、都会では絶対に体験できない貴重な時間が流れる。ぬる湯の温泉が注がれるところにはコップが置かれ、飲泉も可能である。
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まるで蟻塚のような形状をした湯口がスポットライトを浴び、薄暗い空間に浮かび上がる光景は、ちょっとした神々しささえ感じられる。静寂の中で「コポコポ」と湯の音だけが響き渡る。
ぬる湯の温度は体感温度で33~34℃ほど。冬だとちょっと寒いと感じるかもしれない温度である。確かに最初はちょっと寒いが、その内に身体には細かな気泡がまとわりつき、徐々に温度に慣れてくるのがわかる。
この細かな気泡は温泉成分の炭酸イオン(二酸化炭素)だろう。腕を拭ってみると、一斉に気泡が放たれる光景が温泉情緒をより高めてくれる。
この空間には言葉はいらない。静かに流れる時間があるだけで充分である。
入浴時間 5:00~23:00(※1日ごとに男女入替)